昨今のSDGsの取り組みの中、木材を使用する建築物が増えてきていると感じています。皆さんも外装材、内装材、他にも様々なところで目にする機会が増えているのではないでしょうか。
今回は内装に木材を使用しているお客様より、『机や床に樹液みたいなものが付着している』とご相談をいただき、調査を行うことなりました。当初は竣工1年以上も経つのに垂れるほどの樹液が出ることがあるのか?と疑問でしたが、確かに天井の梁から樹液がしみ出ていることを確認することができました。



調べていくとかなりの箇所に樹液の垂れがあり、床面にもしみ込んだ跡がありました。木材メーカーや建築会社に問い合わたところ、樹液は松ヤニで何年も出続けるとの回答がありました。
固まっている松ヤニは専用クリーナーを使用し木材を傷めないもので削ぎ落し、固まっていない松ヤニは専用クリーナーとマイクロファイバーで拭き取ります。



施工後、経過観察をしていますが、もうすでに新たな松ヤニがしみ出ている状況です。夏場に多くしみ出ることが多いようで、今後の清掃頻度をお客様と打ち合わせいたしました。
今回は加工した木材から垂れるほどの樹液がしみ出てくることを学びました!
外装、内装でお困りごとがございましたら是非当組合にご相談ください!!
(投稿者:T.Y)
東京外装メンテナンス協同組合
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