ドレン清掃のススメ

7月11日の首都圏を襲った記録的豪雨では、横浜でマンホールとその周りのアスファルトを吹き飛ばす衝撃的な映像をテレビやSNSでご覧になられたと思います。都心でもいたるところで、浸水被害が発生しました。

弊社管理物件でも、鉄筋コンクリート2階建ての建物が1階・2階ともに水浸しになる被害が出て、緊急対応をしてきました。一通り排水、清掃を行った後、浸水の原因を探りました。1階の屋根に出る2階の扉から大量に水が入ってきたとのことで、1階屋根の雨水がオーバーフローを起こし、浸水したことが分かりました。

屋上は1階屋根の3倍程度の面積があり、そこに降った雨水が一旦雨樋を通り1階屋根に排水され、再度ドレンを通り地上に排水される設計になっていましたので、1階屋根のドレン詰まりが原因かと思いましたが、それほど詰まってはいませんでした。

設計の問題もあると思われますが、築後50年程度、一度もこのようなことは無かったとのことなので、やはり想像以上の雨が降ったのだと思われます。こちらの物件に関しては、雨樋自体を新たに変更することをお勧めしましたが、それでもやはり、ドレンの清掃はこまめにする必要があります。

こちらは他の店舗物件です。
屋上へは天井のハッチから出るようになっており、店長はもちろん、めったに屋上へ出入りする人はいません。
そのような物件から、やはり天井から漏水があると連絡を受け行ってまいりました。ハッチから顔を出すと、屋上は綺麗に水が張っていました。

よりによって長靴を忘れてしまいましたが、意を決して屋上に上がったところ、こちらの物件は完全にドレンが詰まっていました。都心の屋上は飛んでくるゴミ、カラスが持ち込むゴミ、羽等がゴミを堰き止め土砂が溜まるなど、ドレンは詰まりやすくなります。

こちらはまた別のマンション庇のドレンです。該当箇所のルーフバルコニーでは居住者がガーデニングをしており、相当量の泥が雨水で流れ、ドレンを詰まらせていました。
樋に流れない雨水があふれ下の階のバルコニーに流れ落ち問題になっていましたが、危険な場所の為、管理人、居住者とも近づけず、弊社への清掃依頼となりました。ルーフバルコニーでプランターなどを置いているお宅は、特にご注意ください。こちらの物件は年2回ドレン清掃をすることになりました。

上でも説明した通り、ドレンは一般の方では確認や清掃が難しい場所にあります。
定期的なメンテナンスをご検討いただき、当組合にご依頼いただければ幸いです。
また、定期ガラス清掃等ご依頼いただければ、様子をみてドレンの清掃もご提案させていただきますので、ぜひご検討お願いします。

(投稿者:Y.W)

東京外装メンテナンス協同組合

03-5817-6977

https://garakuri.com

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