調査及び記録と作業計画においての支持物の選定

2005年から毎年、講師出張を請け負っているビルメンテナンス会社から、茨城県ひたちなか市において、地元ガラス清掃業者への安全教育講習会開催要請。従来の講習会都内開催から今回は初めて、地方開催の運びとなりました。

講習内容は、

  • 初日、リスクアセスメントによる作業環境の改善 ~グループ討議含む~
  • 二日目は、ブランコ作業用具に関する知識 及び 支持物の選定

のカリキュラムで開催。

・①内容は、前ブログ3連載の「調査記録によるリスクアセスメントと作業計画~No.1/2/3~」の講習会用バージョン

・②内容は、法定教育であるロープ高所作業特別学科教育の「メインロープ等に関する知識(1時間)」に、“ロープの結び方とその設置方法”の実技をプラス。さらに、ロープ高所作業(ブランコ作業)の対象となる建物3棟屋上の支持物選定とロープ設置実演

となりました。

 ご存知のように、平成28年1月からロープ高所作業特別教育が義務化され、その中には、

労働安全衛生規則の条文

(調査及び記録) 

第539条の4

二 メインロープ及びライフラインを緊結するためのそれぞれの支持物の位置及び状態並びにそれらの周囲の状況

(作業計画)

第539条の5

三 メインロープ及びライフラインを緊結するためのそれぞれの支持物の位置

とあります。

ところで、このビルメンテナンス会社。最初に自分が教鞭を執った講習会開催日の2005年(平成17年)6月14日以前から、“すべてのブランコ作業を実施する管理建物屋上において、ロープを緊結する支持物へのシール貼付をルール化”し、それを当組合に依頼していました。こういった徹底した安全管理対策が労働災害防止につながることは、我々にとっても非常に有り難いことです。

30年ほど前、中央労働災害防止協会主催の全国作業安全衛生大会において、安全管理活動分科会プログラム登壇発表者の感銘を受けた一言が、脳裏に浮かびます。

『安全衛生の四つのカンとは、えてくことにより習となり、(災害のない)びにつながる。』

 安全教育講習会の講師出張・調査及び記録と作業計画の作成代行・建物屋上の支持物の選定などのご用命は、当組合までご連絡ください。

~ご安全に~

( 投稿者:H.O )

東京外装メンテナンス協同組合

03-5817-6977

https://garakuri.com/

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です